「自己分析で就職活動の9割が決まる」
私はそう考えています。
とはいえ
- そもそも、自己分析のやり方ってどうしたらいいの?
- 自己分析よくわかんないし、就活で本当に意味あるの?
という就活生も多いと思います。
そこでこの記事では、そんな自己分析に関するお悩みを、早稲田の就活プロの観点から解決します。
具体的には
- なぜ就活で自己分析が重要なのか
- 自己分析を開始する期間
- 就活で使える自己分析のやり方
- 就活に自己分析結果を応用する方法
の順番にご紹介していきます。
5分くらいで読める上に、あなたの自己分析に関する悩みが劇的に改善される可能性が高いです。まずはご一読を!
Contents
なぜ就活で自己分析が重要なのか?
就活において自己分析は非常に重要です。その理由は3点あります。
- 自分の企業選びの軸を知るため
- 自分を面接官にわかりやすく伝えるため
- 人生のコンパスを知るため
①から順番に解説していきます。
自分の企業選びの軸を知るため
あなたが就活をしていて、こんなことを思ったことはないですか?
“説明会に行ってきたんだけど、どの企業も良くて悩む~”
まさにその通りです。説明会では企業は良いことしか言いません。だからどの企業の説明も良いように聞こえてしまうのです。
では、どういう基準で最終的に企業を決めればいいのか?答えはやはり「軸」です。
- あなたはどういうときに幸せを感じるのか?
- どういうことをするのが好きなのか?
- 将来何をしたいのか?
考えてみてください。企業選びの軸を見つけることができれば、就活はきっと上手くいきます。
実際に例として、私がどういう基準で企業選びをしていたのか公開します!
具体例
《私の企業選びの軸》
- もし会社がつぶれても、一人で生きていけるようなスキルが欲しい
- いつ、どこにいても稼げるような人になりたい
- 会社に縛られず自由に生きたい
《会社に求める条件》
- 副業が可能である
- 残業時間が短い
- 個人が尊重されている
- 裁量権が多い
簡潔に書きましたが、私はおおよそこのような軸で就活を進めていました。そして最終的に大手IT企業に入社を決めました。
とまあ私の話は置いといて、とにかく自分の企業選びの軸を知ることは、就活において有利です。
自分を面接官にわかりやすく伝えるため
就活では、自分のことを全く知らない面接官に、「自分はどういう人間か」を短い時間で伝える必要があります。
- あなたはどういう人間ですか?
- あなたは将来何がしたいのですか?
- 一番大事にしていることは何でしょうか?
と突然聞かれて答えられますか?
自分を短い時間で表現することは意外に難しいです。上記の3つの問題にとっさに答えられなかった就活生のあなた!自己分析をやりましょう。
人生のコンパスを知るため
あなたは人生のコンパス(軸)を持っていますか?
自分のことがわかると、明確な価値観や考えのもと行動することが可能です。自分は何に幸せを感じるのか、自分はどういう人たちと一緒にいるときが一番幸せなのか。人生の軸を知ることは、今後人生を生きる上で大切になってきます。
更に詳しいことは「前田裕二・メモの魔力」を読んでみてください。きっとあなたの人生のコンパスが見つかります。
就活で自己分析をする期間はいつからいつまで?
答えは就活を始めてから終えるまでです。もっと正確に言えば、就活を終えた後も自己分析するべきです。
なぜなら自己分析を行うことで、あなたが見るべき企業を絞ることができるからです。
たとえば簡単な自己分析の結果、この2軸を発見したとします。
- スーツを着たくない
- 若手から大きな裁量権を持ちたい
- 安定よりも自分のスキルを高めたい
そうすると下記のように、志望業界の優先順位をつけることができます。
《優先順位が高い業界》
- IT業界
- ベンチャー企業
- 総合商社
《優先順位が低い業界》
- 金融業界
- メーカー
といった具合に、ある程度業界を絞ることが可能です。その後、優先順位の高い業界の中で、更に企業を絞っていけばよいのです。
就活を終えたあとも自己分析するべき?
就活を終えた後も自己分析を続けましょう!
理由は人生のコンパスを知るためです。今後不安定な世の中を生きる上で、自分の価値観や考えを持っていることは大きな強みになります。
- 自分が何に幸せを感じるのか
- どういう人たちと一緒にいるのが幸せなのか
自分の価値観を知ることができれば、その価値観に沿って生きればいいのです。
自己分析は、あなたの人生を幸せにしてくれる、まさに魔法のコンパスでしょう。
本の紹介
とまあ少し話がそれてしまいましたが、自己分析は就活を始めてから終えるまで行いましょう。
就活で使える自己分析のやり方は?
就活で使える自己分析のやり方は2つあります。
- 自己分析に関する問いに答えるやり方
- 会社説明会とOB訪問するやり方
①から順に説明いたします。
自己分析に関する問いに答える
自己分析というテーマは、すでにたくさんの先輩就活生が向かい合ってきました。だから、自己分析で解くべき問題もすでに用意されています。あとは、「問題の解き方」を知ってから解き始めましょう。
ん?「問題の解き方」ってなんだ?と思った方、安心してください。最初から解説いたします。
問題の解き方とは、ずばり「5W1H」を意識することです。
- What(何を)
- When(いつ)
- Where(どこで)
- Why(なぜ)
- Who(誰が)
- How(どのように)
例えばB君の場合。「学生時代に一番頑張ったことは?」という質問に対して、下記のように答えたとします。
- イベントスタッフのアルバイト(what)
- 大学2年生の夏(When)
- 東京ドーム(Where)
- 大きなコンサートを成功させたかったから(why)
- 私(Who)
- 仲間と一致団結して楽しみながら頑張った(How)
この中のWhyとHowを更に見ていきます。
すると、「仲間と一致団結して大きな目標を達成できること」にやりがいを感じていることがわかります。だからB君はこの軸に沿って会社選びをすれば、将来きっと幸せだとわかります。
このように「頑張ってきたこと」の1問を掘り下げるだけで、B君の大切にしている価値観を知ることができました。地道に自己分析に関する問題を解き続けることで、会社選びの軸は見えてきます。
さらに詳しい「自己分析の解き方」については以下の本を読んでみてください。自己分析に関する問題は1000問掲載されています。全て解けば、間違いなく就活覇者になれるでしょう。
あわせて自己分析にすごく役立つのが以下の本です。こちらには「自己分析とは何なのか」についてかなり詳しく載っています。同様に自己分析シートも載っています。3月解禁までに解いておきたい本の1冊です。
会社説明会とOB訪問
会社説明会とOB訪問を通して、本当にこの会社が私に合っているか、直感で確かめるのは大切です。
特にOB訪問では、社員の方とじっくりお話ができます。本命の会社にはOB訪問をして、会社の社風や人柄など知っておきましょう!
OB訪問に使えるおすすめサイトはこちらです。三菱商事や伊藤忠商事を始め、数々の企業の方が登録しています。
私は数々のOB訪問用アプリを試してきましたが、これが一番出会えました!とりあえず登録だけはしておきましょう。
自己分析の結果を履歴書やエントリーシートに応用する
自己分析が終わり、自分(自分の強みや弱み)が見えてきましたか?
ではいよいよ、その結果を履歴書やエントリーシートに応用しましょう!なぜなら履歴書やエントリーシートはまさに自分をアピールする場だからです。わかりやすく例で説明します。
例:あなたが学生時代に最も頑張ったことを教えてください
あなたはこの質問の意図がわかりますか?
この質問は、実はあなたの学生時代に頑張ったことを聞いているのではありません。あなた自身のことが聞かれているのです。頑張るにあたって、あなたの強みは発揮されているかどうか?あなたはどういう人間で、どういうときに頑張るのか。などまさに「あなたはどんな人?」ということが聞かれているのです。
自己分析していないと、「あなたがどんな人か」を答えることはできませんよね。自己分析を通して自分を知り、履歴書やエントリーシートで存分にアピールしてください!
まとめ
今回は自己分析に悩みを抱える就活生をターゲットに記事を書きました。
- なぜ就活で自己分析が重要なのか
- 自己分析を開始する期間
- 就活で使える自己分析のやり方
- 就活に自己分析結果を応用する方法
要点を簡単にまとめます。
・就活で自己分析は重要
- 自分の企業選びの軸を知るため
- 自分を面接官にわかりやすく伝えるため
- 人生のコンパスを見つけるため
・自己分析は就活を始めてから終えるまで行う
・自己分析のやり方
- 自己分析に対する問いに答える
- 会社説明会とOB訪問
・自己分析の結果を履歴書やエントリーシートに応用しよう
この4点を意識して就活頑張りましょう!
私が思うに、就活で自己分析をしっかり行った人と、行わなかった人の差は大きいです。自己分析やらなかった人の中には、せっかく大手企業に新卒入社したのに、やりたいことや雰囲気が理想と違い、転職してしまった…という方もいます。
自己分析は就活の9割を占める
この言葉を覚えておいてください。そしてこの記事を読んで「自己分析って重要だな」と思ったあなた!今すぐ実践してみてください。